第2号 バックナンバー (更新日:2017/07/28)
- セミナーレポート
- 会員企業紹介 北海道純馬油本舗 株式会社
- 川合のこだわり経営実務 経営者の哲学が従業員、顧客を引きつける
- Topics トピックス02
セミナーレポート
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■ 第13回ベクトルセミナー開催しました!
「今からできる!補助金・助成金申請のための事前準備」
講師:一般社団法人ベクトル専門家 宮崎好司 (宮崎こうじ社会保険労務士事務所 代表)
「平成29年度税制改正徹底解剖」
講師:一般社団法人ベクトル専門家 岩下誠 (あすか税理士法人 千歳事務所 取締役支店長 社員税理士)
6月26日(月)恵庭商工会議所にて気温が低く肌寒い中、7名の受講者にきていただきました。
まず、宮崎社労士より『補助金・助成金申請の事前準備』についてお話ししていただきました。そもそも「補助金・助成金」とは何かの説明と種類は約3000種類もあり、その中でも代表的なものを何点か挙げ、その特徴や上限金額、雇用に関する助成金もわかりやすく解説していただきました。活用事例や注意点および資料(助成金診断シート・リスト)を交え専門家ならではの視点で詳しく説明していただきました。
これから「補助金・助成金」活用を考えている経営者様はとても参考になったのではないでしょうか。
次に岩下税理士より『平成29年度税制改正』についてお話ししていただきました。
最初に平成28年度振り返りとして4項目「クレジットカード納付・セルフメディケーション・欠損金の繰越控除制度のさらなる見直し・確定拠出年金」改正点を挙げ簡単に説明していただきました。平成29年度税制改正は特に目玉となる改正はなかったものの14項目改正のポイント・注意点をわかりやすく解説していただきました。後半時間がおして駆け足になってしまいましたが、丁寧でおだやかな話し方で大変聞きやすい講演でした。
最後に質疑応答では受講者に沿った「補助金・助成金」は何かや助成金申請準備として就業規則整備の留意点について質問がありました。
税制改正では特に「役員給与等の見直し」「自社株評価の見直し」についての質問が多くありました。
講師のお二人は各々の質問に理解しやすく説明し質問者はご納得されたようでした。
会員企業紹介
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北海道純馬油本舗 株式会社
■ 会社名、代表者名
北海道純馬油本舗 株式会社
代表取締役会長 磯崎 聖剛
代表取締役社長 坂井 健一
■ ホームページ
http://junbayu.com/
■ 業務内容
馬油を中心とした化粧品の製造及び販売
■ 企業理念
手から手へ馬油を伝える
■ 自社PR
ひとつひとつ、手作りで丁寧に。
北海道純馬油本舗の馬油は天然のため毎日状態を見ながらベストの状態で出荷できるよう、ひとつひとつ手作業での精製、充填を行っています。
沢山の製品を製造することになってもとなってもひとつひとつの製品に大事にする、
これが北海道純馬油本舗の変わらない心情です。
川合のこだわり経営実務
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経経営者の哲学が従業員、顧客を引きつける
魅力的な経営者というのは、自分の企業哲学を明確に持っています。
経営者の仕事は「自らの企業の展望を語ること」かもしれません。
社長に代表される魅力とは、仕事への“こだわりと哲学がある”“将来の展望がある”“目標が明確である”ということではないでしょうか。
このような信念があるからこそ、ブランド化に向けた一流の製品・技術・サービスが生まれるものだと思います。
もちろん、どんな経営者でも、経営者である以上、信念だけではなくしっかりとした目標を持たなければなりません。
この場合、トップダウンで目標を与えるのではなく、「考えようとする力」から「考える力」そして、「行動できる力」を与えること、「夢」を語ること、将来の展望・価値がそこに存在することを従業員にしっかりと伝えることが大切なことだと思います。
経営者は、「自分の理想を、そして展望を常に語る」ということが、どんなに従業員を勇気づけるか、そして、自分たちの仕事に誇りを持たせるということが、その哲学を成し遂げるための計り知れない原動力となることを知っていなければなりません。
従業員を「勇気づける」「やる気を持たせる」ということも重要なことですが、もうひとつ付け加えておきたいことがあります。それは、経営者自らが、元気であるということです。体力・気力・知力ということがいわれますが、気力も知力も、すべては体力が出発点なのです。
中小企業では、経営者の体も「資本」だとはよくいわれることですが、経営者が健康であることは、経営の安定発展に欠かせない条件です。
なぜなら、経営者の健康状態が悪く、病気がちでは指揮者不在となり、意思決定が遅れてしまい、しばしばチャンスを逃すことになるからです。
そればかりではなく、従業員の士気にも影響を与え、職場全体の雰囲気を暗くし、活気が失われ、戦力が弱体化してしまうことでしょう。
ですから、自らの健康管理も、経営者にとって大切な仕事の一部だということを改めて認識しておく必要があります。
【専門家紹介】
川合 雅之
事業再生士 、1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / (株)FPプロジェクトワン
株式会社FPプロジェクトワンは、昨今の総合的なコンサルティング(ワンストップサービス)ニーズの高まりに応えるため、平成19年1月主な業務として、新規創業・起業支援、事業再生・改善計画書の策定支援、資金繰り支援、相続・事業継承支援(M&A含む)などの“総合コンサル会社”として設立しました。
Topics
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【助成金情報】
◇人事評価に連動した賃金制度を導入し、がんばる社員を適正に評価しましょう!(人事評価改善等助成金)
≪概要≫
正社員を対象に、新たに人事評価制度を整備または変更し、導入・実施することで助成が受けられます。また、整備にともなう賃金制度改定などにより賃金アップ、生産性の向上など一定の要件を満たした場合は、目標達成助成として助成金が上乗せされます。
≪助成額≫
(1)制度整備助成:50万円
(2)目標達成助成:80万円
≪留意点≫
・助成金の申請には、雇用保険に加入していることや労働基準法に違反していないなど、一定の要件があります
・助成金の活用にあたっては、管轄の労働局から事前に計画の認定を受けておく必要があります
・就業規則や賃金規程を備えている場合は、変更などの整備が必要です
※追記
平成29年6月30日の制度改正により、制度の実施時点において「対象従業員の賃金総額2%アップ」が必須要件になりました。
従業員数が多い事業所の場合、制度導入時にコストが増大することとなるため、申請を検討される際は、この点を十分考慮に入れる必要があるでしょう。
※詳細については、管轄の労働局に問い合わせるか、または以下のページより確認ができます。
厚生労働省「人事評価改善等助成金」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158133.html
※ご不明な点やご相談は、一般社団法人ベクトルまでお問い合わせ下さい。
※この記事内容は、文書作成時点での法令に基づいております。